日中はひとりきままに家事をする。 料理、洗濯、掃除などの家の中のことのほか、おつかい、買い物などのちょっとした外出がそれにあたる。


最近少し困っていることがある。 それは、家の中で作業しているときに 脈絡なく蘇る忌まわしい過去からはじまる。
過去とはたとえば、昔の恋人との恥ずかしい会話だとか、勤め人時代の恥ずかしい言動だとか、お酒が入ったときの失敗だとか。
その時々によって蘇るものは違うのだけれど、それらが走馬灯のようにフラッシュバックし叫びだしたいくらいに恥ずかしい上に、それに対する後悔だとか反省だとか教訓だとかも今更浮かんできて もう耐えられない、と思ったときに、
「もうやめよう」
と妙にきっぱりした独り言をいって、口を真一文字に結ぶ。
が、堪えきれず、「・・恥ずかしい」とつぶやいてしまう。 必ず。


という、一連の流れを断ち切りたいと思っているのだけれど、注意してカウントしてみると、二日に一回はこの流れに落ち込んでいるようだ。
どうすればやめられるんだろう。 現在の悩みごとの3番目くらいの位置にある。